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2022.01.12 【開催延期】第176回 有機エレクトロニクス研究センター講演会開催について(2月8日)

第176回 有機エレクトロニクス研究センター講演会開催について(ご案内)

 

標記講演会について下記のとおり開催を予定しておりましたが、新型コロナの感染拡大を受け、やむなく延期することとなりましたのでご連絡致します。既にご予定置きいただいておりました皆さまには申し訳ございません。改めて後日ご案内を差し上げますので宜しくお願い致します。

 

 

日 時  : 2022年2月8日(火)10:00~11:00

 

場 所  : 工学部11号館2階未来ホール

 

講 師  :  大阪府立大学大学院 工学研究科 電子・数物系専攻 内藤 裕義 教授

 

演 題 :  変調分光法による有機半導体の電子物性評価

 

講演概要  : 

有機デバイスは有機ELテレビやスマートフォンのディスプレイとして実用化されているが、フレキシブルデバイスとして新しい応用に向けた研究、開発も進展している。有機デバイスの電子物性を把握することは、デバイスの動作解析、設計に重要となる。インピーダンス分光法は、非破壊検査であるため、実際に発光、発電、演算する有機デバイスそのものの電子物性を評価できる。本講演では、著者が開発してきたインピーダンススペクトル解析法により、高分子発光ダイオードなどの複注入デバイスでは、電子・正孔ドリフト移動度、価電子帯・伝導帯端から禁制帯内に向けて分布する局在準位、二分子再結合定数が、有機薄膜トランジスタでは、ゲート絶縁膜の誘電物性、接触抵抗に影響されない電界効果移動度、有機半導体/ゲート絶縁膜界面の界面準位、遮断周波数が評価できることを示す。順構造の有機太陽電池(有機光検出器も同様)には、高分子発光ダイオードと同様にインピーダンス分光法を用いることができるが、一般に順構造より高効率である逆構造有機太陽電池では、金属酸化物からの電子注入障壁が大きいため正孔移動度のみ評価できることが一般的である。このため、逆構造有機太陽電池の電子物性評価のため変調光電流法、変調光起電力法を提案し、実際に、電子・正孔ドリフト移動度、2分子再結合定数が決定できることを示す。
機械学習を用いた材料開発、デバイス開発のために大量のデータを短時間で取得する必要がある。
時間領域の測定によりインピーダンス分光法、変調光電流法、変調光起電力法による電子物性評価が数秒で完了することを示す。 

 

参考文献: 内藤裕義 応用物理学会誌 2月号 (2022) 出版予定    

 

問い合わせ先 :  松井弘之研究室 (内線:3594)

奮ってご参加ください。

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